「手袋に雨ジミがついて落ちなくなっちゃった」とか「お気に入りだったのに、押し入れから出したらカビが生えてた!」なんて経験はありませんか?実は革手袋は簡単な方法でお手入れできるんです。日頃からできるお手入れマニュアルで革手袋をいつまでもキレイな状態で使いましょう。
日頃のブラッシングを習慣に
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革手袋は基本的には通勤中とか屋外で使用するパターンが多いですよね。そうすると知らないうちにホコリが結構たまってしまうんです。この汚れをそのままにしておくと、カビの原因になったりします。一日の汚れはその日のうちに落とすのがポイントです。毎回、帰宅した時にブラッシングするのを習慣にしましょう。必要なのは靴用の小さめのブラシです。豚や馬の毛を使用したブラシなら、手袋を傷つけてしまうこともありません。写真は手袋の老舗ブランドのセルモネータ・グローブスですが、手袋は縫い目が見えないように内縫いになっています。この生地と生地くぼみの部分に汚れがたまりやすいので注意しましょう。1回3分もかからずにキレイにできて、普段のお手入れはこれだけで大丈夫です。
革の大敵!湿気を避ける
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基本的に皮革製品は水や湿気を嫌います。雨で濡れてしまったときには、乾いた布で擦らずに軽く押さえて水気を吸取り、通気性のいいところで形を整えてから、陰干しします。また湿気を避けるために、同じ手袋は続けて毎日使用しないことも大切です。思った以上に手袋は汗などの水分を吸収しています。乾燥させずに使い続けると革が弱くなって傷つきやすくなったり、カビが生えやすくなったりします。2組以上の手袋を使い分けるようにしましょう。
オフシーズンに一手間でカビ対策
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オフシーズンの衣替えには、ブラッシングから縦に軽く引張って形を整え、カビが生えないように陰干したら、キッチンペーパーなどに包んで、除湿剤・防虫剤と一緒にしまいます。夏の梅雨の時期に、一度は収納から取り出して陰干するだけで、カビが生えにくくなります。万が一、革手袋にカビが生えてしまったら、まず表面を乾拭きして、ブラシでブラッシングしてあげます。これでほとんどのカビを落とせますが、根の生えてしまったカビは落とせません。落ちないカビが生えてしまったら、皮革専門クリーニングのプロに相談することをおすすめします。
普段のお手入れで手袋長持ち♪
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手袋のお手入れはそこまで難しくありません。使った後のブラッシングと縦に引張って形を整えるだけで十分にキレイな状態を保てます。中には一生モノのように10年以上革手袋を使用する人もいます。今回ご紹介したお手入れ方法で、いつまでも手袋をキレイに使いましょう。