貴重なファッションアイテムのひとつとして活躍する革手袋ですが、季節の終わりにはどうやってお手入れしていますか。クリーニングに出すという方が多いかもしれません。実は自宅でも簡単な3ステップでしっかりお手入れできます。自分できれいにすれば、クリーニング代も節約できますね。
保管の仕方で寿命が伸びる
革製品は私たちの肌と同じく「呼吸している」と言われています。空気を吸って吐くわけではなく、水分を吸収したり放出したりを繰り返します。そのためシーズンを通して使用した革手袋は、思ったよりも汗による汚れをため込んでいます。この汚れを落としてから保管するだけで、革手袋の寿命を伸ばすことができます。方法がよくわからずに、季節の終わりにクリーニングに出している方が多いかもしれません。革手袋の場合、クリーニング代は大体2000円から3000円くらいが目安になります。ちょっとリッチなランチ代くらいですよね。せっかくなので自分でお得に革手袋をキレイにしましょう。では実際に3ステップを確認してみましょう。
ステップ1:まずは洗濯
「革手袋はネットに入れて洗濯できる?」という声を聞きますが、洗濯機での洗濯はNGです。手洗いが基本的な方法になります。用意するのは革用洗剤です。ショッピングサイトなどで、1000円から2500円前後で販売されていて、一度購入すればしばらく使用できますし、革手袋以外の革製品にも使用できるのでお得です。専用洗剤の使用方法は各洗剤によって異なるので、説明書を見ながら洗いましょう。基本的にはバケツに洗剤液を作って、その中で手洗いする形です。実際に手袋をはめて手を洗うような仕方で革手袋全体の汚れを落としてあげましょう。洗った後は手で挟むようにしてしぼり、タオルをあてて水気をタオルに吸収させます。その後、乾燥させるために風通しての良いところで陰干しします。革製品は直射日光を嫌いますので注意が必要です。
ステップ2:保湿クリームに栄養補給
革手袋が乾いたら、革製品専用の保湿クリームで油分を補給します。クリームを適量布切れにとって、薄く革手袋全体に伸ばしていきます。10分から15分程置いたら、もう1枚の布切れで軽く乾拭きすれば栄養補給は完了です。革手袋はクローゼットの中で保管している間も呼吸を続けます。こうして栄養補給してあげることで、乾燥しすぎでひび割れたり、かたくなってしまったりするのを予防できます。
ステップ3:丁寧に収納して完了
クローゼットや押入れで保管する時には、クッキングペーパーに包んで収納します。他の洋服などに押しつぶされて型崩れしないよう注意しましょう。虫に食われてしまうのも心配なので防虫剤が必要ですが、変色の可能性があるので直接防虫剤が革手袋に触れないようにしましょう。また湿度が高いとカビが生えることもあります。収納用の乾燥剤も一緒に入れておきます。次のシーズンには、また保湿クリームを使って栄養補給してあげてから使い出すようにすると、新品のような柔らかさをキープできます。
しっかりお手入れで革手袋を長く使おう
出典元:https://www.shutterstock.com
シーズンを通して使用した革手袋は日頃からお手入れをしていても、結構汚れがたまっています。クリーニングに出すこともできますが、専用の洗剤を購入すれば、自宅でもお得に洗濯可能です。シーズン毎にきれいにしてあげることで、革手袋の寿命もぐんと伸びます。今回ご紹介した3ステップを実践して、来シーズンも快適に革手袋を使用しましょう。