革手袋の寿命はどれぐらいが平均なのでしょうか?上質な革手袋を良い状態で長く使い続けるために、お手入れの方法をわかりやすくご紹介します。
革手袋の寿命は何年?
実は、革手袋に決まった寿命はありません。3つのポイントである「素材・製造・お手入れ」で使用できる期間が大きく変わるからです。中には、粗末に使って1年でダメにしてしまう人もいれば、しっかりとお手入れを続けて10年、20年と良い状態をキープしながら同じ革手袋を愛用している方もいます。つまり、革手袋の寿命は私たちの使い方次第でいくらでも変化するということです。では実際に、簡単に自分でできる革手袋のお手入れ方法を見ていきましょう。
毎日のお手入れ方法
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毎日1、2分のブラッシングだけで、革手袋をきれいに保つことができます。革手袋を1日使用して自宅に帰ってきたら、革手袋を手にはめたまま革製品用のブラシで手袋全体を優しくブラッシングしてあげます。こうすることで手袋に付着したほこりや汚れを落とすことができます。ブラッシングで落ちない汚れがあれば、革製品用の消しゴムを使って落としましょう。もしお持ちでなければ、食パンの白い部分を使って軽く擦るだけでも汚れを落とす効果があります。また革手袋は湿気を嫌います。雨などで濡れてしまった場合は、タオルで包んで軽く叩きながら水気を取った後、陰干ししてしっかりと乾かしましょう。毎日同じ革手袋を使用すると、どうしても湿気がこもりがちになりへたりやすくなります。可能であれば、何種類かの革手袋を使い分けるようにするのも、寿命を延ばすための秘訣です。レザーの種類やブランドによって、推奨しているお手入れ方法も異なりますので、購入の際に確認する事をおすすめします。
上質素材の手袋を使おう!
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3つのポイントのうちお手入れ以外の他の2つは「素材と製造」です。どんなによくお手入れしていても、素材が悪かったり、作り方が雑だと、革手袋の寿命はどうしても短くなります。逆に上質な素材を使って丁寧に作られた革手袋は、よくお手入れすると「一生モノ」として長く愛用できます。経年変化で徐々に表情を変える様子は「革が成長する」とも呼ばれ、所有する悦びを感じさせてくれます。本当に上質な革手袋を作ることで知られているブランドもいくつかあります。例えば「セルモネータ・グローブス」などはその良い例です。セルモネータ・グローブスの革手袋は、キッド、ディア、ペッカリーといった上質な革素材を使って、イタリアの職人が1双1双ハンドメイドで仕上げます。最高の素材を熟練の職人が使って作る革手袋だからこそ、しっかりとお手入れをすれば10年、20年と愛用することができます。
日々のお手入れで寿命は延びる
ご紹介したお手入れ方法を実践することで、革手袋の寿命は延ばせます。できればセルモネータ・グローブスのような信頼できるブランドの、上質な素材を使って丁寧に作られたものを手に入れて、よくお手入れしながら「一生モノ」の革手袋を長く愛用してください。