肌触りの良いカシミアは手袋にもぴったり。ギフトで贈るのなら、どんな手袋がいいのでしょうか?
カシミアの魅力とは?
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カシミアは、カシミア山羊という山羊の一種から取れる毛糸から作られた毛織物です。カシミア山羊の産毛部分のみを使っているので、1頭あたり150~200グラムしか取れないという大変希少なものです。カシミアの特徴は、その繊維の細さ。人の髪の細さが約40~50ミクロンとすると、カシミアは約14~16ミクロン、1/3ほどの細さになります。ニットによく使われる羊毛は上質のものですら約19~20ミクロンですから、カシミアがいかに細いかおわかりになりますでしょうか。この繊維の細いカシミアが持つ特徴は次の3つ。1.軽くて肌触りがいい2.高い保温・保湿性3.しなやかで上品な光沢と風合い繊維が細くて絡み合いやすいカシミアだからこそ、使い心地の良さと高級感が生まれるのです。まさにギフトにぴったりの素材と言えるでしょう。
カシミアを使った手袋を選ぶには
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カシミアは高級な手袋の素材としてよく使われています。ニットの手袋として使われる場合は、カシミア100%の場合と、ウールや化繊などと混ぜたカシミア混と呼ばれるものがあります。ギフトで贈るなら、やはり高級感のあるカシミア100%のある手袋をおすすめします。もう1つ、高級革手袋のインナーとしてカシミアが使われているものもあります。カシミアは毛玉ができやすい素材のため、カシミア100%の手袋だとどうしても耐久性に欠ける部分があります。その点、革手袋だと耐久性があり長く使うことができます。長く使って欲しい場合は、インナーにカシミアを使った革手袋がおすすめです。
カシミア100%の手袋におすすめのブランド
柔らかくて光沢のあるカシミアの質感と風合いを楽しむことができるのが、カシミア100%の手袋。このカシミアの手袋のおすすめブランドはイギリスのジョンストンズです。ジョンストンズは1797年創業の、スコティッシュ・カシミアを手がける老舗ファクトリーブランドです。原毛から製品まで、全ての工程を自社工場で行うのが特徴。カシミアを知り尽くしたブランドだからこそ実現できたハイクオリティの製品は、イギリス王室をはじめ世界中のセレブが愛用しています。
革手袋ならセルモネータ・グローブス
カシミアをインナーに使った手袋ならおすすめのブランドはイタリアのセルモネータ・グローブスです。セルモネータ・グローブスは1964年イタリアのローマで創業した革手袋のブランドです。創業者ジョルジョ・セルモネータは1800年代から代々アパレルを営む一族の出身。イタリアのファッションを知り尽くしたブランドが生み出す革手袋は、モードを取り入れつつオリジナリティあふれるデザインとなっています。キッドスキンをなどきめの細かい柔らかで上質な素材を使った手袋は、熟練の職人によるオールハンドメイド。高いデザイン性とはめ心地の良さで、アメリカやヨーロッパ、日本にもファンが多いブランドです。保温性と吸湿性に優れたカシミアはインナーとしても優れた素材です。革手袋の良さをさらに引き立て、抜群の使い心地の良さを実現しています。
長く使って欲しいなら革手袋
軽くて保温性と保湿性のあるカシミアは、手袋にうってつけの素材です。一方で毛玉ができやすかったり、型崩れしてしまったりと、デリケートな素材ゆえのデメリットもあります。ギフトとして贈るのであれば、できれば長く使って欲しいですよね。革手袋のインナーとして使われているタイプであれば、長く使うことができます。上手に選んで相手に喜ばれるギフトを贈りましょう。