革手袋のつけ心地は、革の選定やなめし、裁断など、様々な要素が関係しています。人気の高い3ブランドのこだわりと特徴、そして使用した際のつけ心地までわかりやすくご紹介します。
使い勝手はつけ心地で決まる!
革手袋は見た目だけでは決められません。通勤の時にははめたままお財布からお金を出したり、カバンからものを探したりと、つけ心地は使い勝手にも影響します。そのため防寒のためだけに分厚ければ良いわけではありません。柔らかい革で暖かく、つけ心地もよく、使い勝手もいい、という革手袋は、製造するのに高い技術と労力が求められます。では人気の3ブランドのこだわりに注目してみましょう。
ファッション性の高い「ヴィヴィアン・ウエストウッド」
イギリスのファッションデザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッド氏が手がけるファッションブランド。パンクバンドをプロデュースするなど、面白い経歴を持ち、ブランドが作り上げるアイテムにも独特の世界観が表現されていて、日本でもファンの多いファッションブランドです。洋服以外にも様々なものを手がけていて、その中には革手袋も含まれます。ヴィヴィアン・ウエストウッドらしいデザイン性の高いアイテムが多いです。はめたままタッチパネルが使用できるなど、利便性の高い革手袋もラインナップされています。厚手の革手袋が多く、防寒性が高いのが特徴ですが、細かい作業には少し不向きかもしれません。ファッション性の高いアイテムが多いので、他の人と違う革手袋をお探しの方におすすめです。
イタリア職人のハンドメイド「セルモネータ・グローブス」
流行の発信地であるイタリアで絶大な信頼を寄せられている手袋専門ブランドのセルモネータ・グローブス。すでに創業から50年以上経つ、イタリアでも有数の老舗ブランドです。日本でもおしゃれ好きな女性の中では愛用者が多く、高級百貨店などでも販売されています。特徴的なのは、50年経った今でも、全てイタリアの職人によるハンドメイドな点。熟練した職人によってなめされた上質の革は柔らかく上質なつけ心地で、手や指にしっかりとフィットします。そのため冷たい風が吹く日でもびっくりするほど暖かいのが特徴です。またセルモネータ・グローブスの染色技術は世界一とも呼ばれ、シンプルデザインにイタリアらしい遊び心のあるカラーバリエーションが特徴です。大人の女性が秋冬コーデにエレガントな華やかさを演出するのにピッタリな革手袋です。
革手袋のザ・トラディッショナル「デンツ」
デンツは1777年に創業されたイギリスのブランドで、格調高いトラディッショナルなデザインが特徴です。セルモネータ・グローブスと並んで世界最高峰の手袋ブランドの1つとして数えられています。材料も厳選され、その多くは世界有数の名門ピタード社の革が使用されています。そして代々受け継がれる伝統の技術で作られる革手袋は、「手にはめているのを忘れてしまう」とも言われ、抜群のフィット感が特徴です。デザインにも飽きのこないイギリス伝統のトラディッショナルスタイルが反映されています。芸術作品のようなデンツの革手袋は使う度に革製品独特の深みが増していきます。
手に馴染む革手袋を探そう
人気の高い3ブランドを紹介しました。つけ心地で選ぶならば、やはり手袋を専門としているセルモネータ・グローブスやデンツといったブランドがおすすめです。上質な素材を使用した抜群のフィット感で、はめるのが楽しみになりますよ。