おしゃれ度を格上げしてくれる革製品。動物の革だけでも牛革、鹿革、羊革といろいろな種類があります。その他にもスエードやヌバックといった起毛性のものも。様々な種類の革製品を網羅している万能なメンテナンスグッズでも、全ての種類の革に対応しているわけではないので、お手入れに困ってしまう方も多いのでは?ここではなかなか聞けない革製品の種類別のお手入れ方法についてご紹介します。
なかなか知らない革製品のお手入れ方法
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革製品のお手入れ方法をきちんと調べないまま、適当に手入れをしている、という方は案外少なくありません。しかし、状況に応じて適切なお手入れをしないと、使いものにならなくなってしまいます。お気に入りのものであればあるほど、丁寧にメンテナンスをして長くきれいに使いたいものですよね。革の種類ごとに基本のお手入れ方法が異なるので、しっかりと覚えておきましょう。
ヘビ皮の手入れの方法
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ヘビ革は水気を嫌いますので、極力濡らさないようにしてください。また、ヘビ革は緻密な繊維なので、急激な温度変化にさらさないようにしましょう。特に、直射日光やドライヤーは厳禁です。メンテナンスの方法は、まずブラシでホコリを落とします。このとき鱗の流れに沿った方向に、ブラッシングしましょう。次に、爬虫類皮専用クリームを全体に薄く塗ります。10分ほどしてクリームが浸透したら、乾いた布で磨きます。乾燥したらお手入れ終了です。
ガラス革の手入れの方法
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ガラス革とは牛革をガラスなどに貼り付けて乾燥させ、合成樹脂で仕上げた革のことです。 耐水性と光沢感が特徴で、学生のローファーが代表的な商品です。ガラス革は、表面にクリームを塗ってもあまり浸透しません。そのため、基本的にはから拭きとブラッシングのみで大丈夫です。数ヶ月に一度は、クリーナーで汚れを落としてクリームを塗りましょう。
合成革の手入れの方法
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合成革製品の場合は、まず表面の汚れを軽く濡らした布で拭いてください。それでも落ちない場合は、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭きます。その次に、乾いた布で全体を拭き取ってください。丸洗いはカビの原因にもなるのでやめましょう。また、直射日光の当たる場所での保管や、乾燥機の使用は変形の原因になります。風通しの良いところに保管しましょう。
山羊革の手入れの方法
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山羊革は、大人の山羊から作られるゴードスキンと、子山羊から作られるキッドスキンに分かれます。いずれも丈夫でありながらも肌触りが良く、高級革として知られています。山羊革のお手入れはシンプルで、乾いた布で汚れを落とし、皮革クリームで栄養を与えてあげるだけでOK。水や直射日光には弱いので、濡れた場合は乾いた布でふき取り、直射日光が当たらない場所で保管しましょう。
いかがでしたか?定期的にお手入れをして、長く革製品を使いたいですよね。この機会に、それぞれのお手入れ方法をしっかりチェックしておきましょう。