お気に入りの革製品は長く愛用したいもの。長年使い込めば、その分味がでるといわれていますが、そのためには定期的なお手入れが不可欠です。ほこりや汚れがついたままだと劣化してしまいますし、乾燥するとヒビもできてしまいます。そんな革製品のメンテナンスにぜひ使っていただきたいのが、汚れ落としに便利なクリーナーです。お手入れの3回に1度は、皮を磨く前にクリーナーでしっかりと汚れを落としておきましょう。今回は、革の状態をきれいにしてくれるクリーナーを5つご紹介します。
革製品のメンテナンスに使うクリーナーって何?
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革製品は、クリームなどを使用して栄養を与え、日々手入れしていく必要性があります。手入れをより効果的に行うための事前準備として、汚れを落とす工程で使用するのがクリーナーです。汚れを落としつつ革を保護してくれるものや、艶を出す効果があるものもあります。
レザリアンローション
レザリアンローションは、ローションタイプのツヤ革専用汚れ落としです。中性タイプの素材なので革にやさしく作用します。また、カビ止め剤が含まれているので、革製品の敵であるカビを防いでくれます。さらに、乾燥を防ぎ柔らかさを保ってくれるなめし用柔軟剤とミンクファットが配合されているので、革製品を長持ちさせることができます。薄手のクロスにローションを含ませて軽くこすると、ホコリなどの表面に付着した汚れを取り除くことができます。
コロニルデリケートクリーム
カーフやラム、ヌメ革など様々な素材に使うことができるクリーナーです。デリケートなレザーの汚れを落として保湿し、革製品が本来もっている風合いを引き出して保つ効果があります。革靴だけでなく、ハンドバックや革を使った小物など、幅広く使うことが可能です。革を磨く前にコンディションをしっかりと整え、さらに柔らかく美しく保つベースを作ることができます。
コロニルソフトガミ
革製品のクリーナーはローションタイプのものをよく見かけますが、こちらは消しゴム感覚で使うことができるアイテムです。携帯にも便利な消しゴムサイズで、いつでもどこでも気になる汚れをキレイにすることができます。エナメル素材や革のカバン、夏場の白靴などにも使うことができます。時間をかけずにササッとお手入れしたい方におすすめです。
スーパースエード&ヌバック ラバークリーナー
通常の革製品のケア用品ではあまり対応していないスエードやヌバックなど、起毛革専用のクリーナーです。起毛革製品のほこりなどの汚れは、ブラシなどで掻きだすことが基本ですが、クリーナーを使うとブラッシングでは落ちない頑固な汚れを落とすことができます。消しゴムタイプなので手軽にお手入れすることが可能です。こすれた後や部分的な汚れなども、角を使うときれいに落とすことができます。
ドクターマーチン パテントクリーナー(エナメルレザー用)
パテント(エナメル)やビニール素材専用のクリーナーで、ミスト状の液体が表面の汚れを取り除いてくれます。シルバーの容器にクールなロゴが入っていて、とてもおしゃれなデザインです。持ち運びにも便利なサイズなので、カバンに常時しのばせておけば、気になるときにいつでもケアすることができます。これがあれば、愛用しているレザーアイテムをいつもきれいな状態に保つことができますね。
革製品のメンテナンスといえば、艶出しのために磨くことと捉えられがちですが、メイクと同じように基礎をきれいに保つことがまず大切です。クリーナーを利用すれば、レザー表面をきれいに保つことができますし、本来の素材感を最大限に引き出すこともできます。ただし、製品によって対応している革の種類が異なりますので、購入前にはよく確認するようにしましょう。また、使用前には目立たないところで試しに使ってみて、合うかどうかを確認することもお忘れなく。お気に入りの革製品のお手入れに、ぜひクリーナーを加えてみてはいかがでしょうか。