冷たくて乾いた風にさらされる冬は、どうしても手荒れが気になる季節。手袋は寒風から手を守り乾燥を防いでくれます。気になる革手袋とハンドケアの効果についてまとめてみました。
どうして冬になると手が荒れるの?
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冬になると手荒れがひどくなるのには2つの理由があります。その1つが低温。気温が低くなると手先の血行が悪くなり、それにともなって皮脂の分泌も減ってしまいます。皮膚を守っている皮脂が少なくなると、水分保持力も弱まり、乾燥に弱く荒れやすい肌になります。もう1つが空気の乾燥。日本の冬は冷たく乾いた風が吹きます。皮脂が少なくなった肌は、これによってさらにダメージ受けます。外出時、手を乾燥と低温から守ることで、手荒れはかなり改善されます。そういった意味で、手袋は手荒れや乾燥対策に効果的なアイテムと言えます。
革手袋は手にいいの?
自分は乾燥肌や敏感肌だと感じている女性は少なくありません。乾燥肌や敏感肌は刺激に敏感。ニットの手袋の場合、毛先の毛羽立ちが肌を刺激して痛みやかゆみを引き起こすことがあります。放っておくと「かぶれ」といわれる接触皮膚炎になってしまうことも。つまり乾燥肌や敏感肌の場合、一般的なニットの手袋より革手袋の方が手に優しく安心して使えると言えます。
保湿効果を考えるならニット?革手袋?
ニットにも革手袋にも保湿効果はあります。手袋をしないより、着けていた方が手は潤うのはそのためです。では、保湿効果を考えるとニットと革手袋、どちらが良いのでしょうか?おすすめは革。革はそれ自体が乾燥に弱くクリームで保護して使っています。簡単に言うと、保湿クリームを手袋の上から塗っているようなもの。常に保湿力を強化して使っているだけでなく、革手袋のコンディションで乾燥具合もわかるので、保湿ケアを意識することができるからです。
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手が温まると肌に良いだけじゃない!
手荒れの原因は、寒くなり血行が悪くなるのが大きな原因です。手袋で手を温め、血行を良くすることで手荒れを改善できるのはそのためです。さらに血行が良くなるのは手だけではありません。手を温めると脳の神経が刺激され、全身の血行を良くすることができると言われています。全身の血行が良くなることで免疫力も高まり、肌荒れだけでなく風邪などの病気予防も期待できます。
革手袋できれいな手に
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革手袋は刺激が少なく、荒れた手の保護に最適な手袋です。手を乾燥から守り、温めることで手をきれいな状態へ導いてくれます。手袋を着ける前にハンドクリームを塗っておくと、ハンドクリームの成分が手に浸透しやすくなるので、手荒れが気になるかたにはおすすめです。ただし、ハンドクリームの油分が革手袋につくと油ジミになります。一度ついた油ジミはとれなくなるので、ハンドクリームを手になじませたあと、余分な油分をふいてから革手袋をはめましょう。この冬は革手袋を上手に使って、きれいな手をキープしてみてはいかがでしょうか。