伸縮性のあるニットだとサイズに幅があるので、サイズが大きめでも小さめでも着けることができるので、自分の手の大きさを意識していない人は結構いるのではないでしょうか。自分の手をちゃんと測ってみたら、実は小さめのサイズだったり、大きめのサイズだったりする可能性があります。ニットと違って、手にフィットする革手袋では自分のサイズを知ることはとても大切なことです。そこで革手袋のサイズについてチェックしてみましょう。
知っていますか?自分の手のサイズ
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手袋のサイズはどこで測るかご存知ですか?オーダーメイドで作る場合は指の長さまで測る必要がありますが、既製品の場合は手のひらの周囲の長さが目安になります。手のひらの周囲の長さは「手囲い」と呼ばれます。日本手袋工業協会によると、手囲いは左手の生命線を始点とします。そして小指の付け根のシワと手首の付け根のシワを直線で結び、下から1/3の距離に当たる部分を通って手のまわりを一周した長さになります。自分では測りにくく誤差も出やすいので、家族や友人など、誰かに測ってもらうことをおすすめします。
大きいサイズの目安は?
手袋のサイズは、手のひらの周囲で決まるので、一見小さく見えても手のひらに厚みがあるとその分サイズが大きくなります。日本手袋工業協会の基準で、SMLはそれぞれ1cm刻みで2段階に分かれており、レディースの場合Mサイズは~19cmと~20cm、Lサイズは~21cmと~22cmの各2種類、23cm~はLLに分類されます。インポート品はインチ表示のため、SMLの基準が変わります。Mは7インチ(17.8cm)と7.5インチ(19cm)の2種類、Lは8インチ(20.3cm)と8.5インチ(21.6cm)となります。国内規格でMでも、インポート品ではLになる可能性があるわけです。
小さいサイズの目安は?
一方、小さいサイズですが、Sは~17cmと~18cmの2種類、SSは~16cmとなります。インチ表示ではSが6インチ(15.2cm)と6.5インチ(16.5cm)、XSが5インチ(12.7cm)となっており、インポート品の方が、小さくなっています。手が小さくて悩んでいる方は、インポート品の方がサイズを見つけやすいかもしれません。ただ、日本人は欧米人に比べて指が短い傾向にあるため、手囲いのサイズが合っていても、指先や指又が余ることがあります。多少の余りなら使っているうちに指先になじんできます。革手袋を選ぶとき、指先は気にしないで手のひらのサイズが合っているかどうかをチェックしましょう。
男女兼用のサイズは?
ユニセックスな手袋を選ぶときはメンズのサイズが基準になります。レディースのLはメンズのS、レディースのMはメンズのSSに相当します。大きめの手の方は、ユニセックスの方が探しやすいかもしれません。
自分に手に合った手袋を選ぶには?
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革手袋は使っているうちに手になじんできます。選ぶときは余裕を持って大きめのサイズを選ぶのではなく、少しきつめぐらいの物を選ぶと、着けているうちにちょうど良くなります。指先や指又が余っていても、手のサイズがちょうど良ければ大丈夫です。指や指又の余り部分は、使い続けているうちに手袋が手になじんで気にならなくなります。余った部分が多すぎて気になるようでしたら、革製品のリフォームが可能なお店でサイズ直しをする方法もあります。手袋を買うときは、試着してフィット感を確かめるのが一番間違いない方法です。でもそれが難しいときはサイズを見て選ぶようにする必要があります。今まで正確な手のサイズを知らなかったのであれば、ぜひ一度測って自分の手のサイズを確かめてくださいね。