イタリアの革製品には、デザインが優れているものが多いですよね。デザインに惹かれて購入したらイタリア製だった、という経験のある方も多いのではないでしょうか。ここでは、イタリア製の革を使った小物やイタリア製の革手袋などをご紹介します。

鮮やかな大輪の花が散りばめられたようなデザインの三つ折りキーケース。レザーアートが施された外革には、デザイナーがこだわり抜いて選んだ糸で入れられたステッチと、こちらも選び抜かれたメタルのフォントで「AETHER（エーテル）」のブランド名が入れられています。エーテルはこのレザーアートを完成させるために、多くのなめし革業者を訪ね、最適な革を買い付けました。そして、繊細な染色をした上にラメをかけ、その上からさらにエナメル加工をして仕上げました。とても華やかで美しい四季折々の花柄はラインアップも豊富。視界に入るたびに女性に生まれた喜びを感じ、嬉しい気分になれそうですね。

こちらは気品漂うロング丈革手袋「Sophia」。この革手袋を製造している「セルモネータ・グローブス」は、世界的に有名な革手袋のブランドです。創業者のジョルジョ・セルモネータ氏は、1964年にローマのスペイン広場に店をオープンして以来、消費者にしっかりと向き合い、より良い手袋を提供したいという信念のもと、伝統的な技法とトレンドに合ったデザインを絶妙に融合させて、時代が求める手袋を作り続けています。Sophiaの素材には、生後半年くらいまでの子羊の皮「キッド」を使用。キッドはしなやかできめが細かいのが特徴で、高級革製品に使用されることが多い素材です。また、裏地にはシルクを使用しており、指先から腕までなめらかな肌触りを堪能することができます。手首にクシュっとシワを寄せると、やわらかなニュアンスを楽しむこともできますよ。見た目、着け心地ともに高級感溢れる革手袋です。

コロンとしたシルエットが可愛らしい革財布です。クロコダイル模様の型押しがされた牛革で作られているので、高級感があります。特殊な方法で色づけされているので、発色が繊細で美しいのも特徴の一つです。また、丸みを帯びたフォルムは、手のひらにぴったり収まるので、とても扱いやすいです。内側は5つのポケットと小銭入れに分かれていて、全てのポケットにじゃばらマチがついているので、収納力がかなり高いです。可愛らしさと丈夫さ、そして機能性を兼ね備えたこの財布なら、忙しい毎日をしっかり支えてくれそうですね。

まるで封筒のような個性的なデザインの名刺入れ。バイソンの型押しと、真ん中についているゴールドのボタンが良いアクセントになっていますね。素材は上質なナチュラルレザーなので、とても丈夫です。ゆとりがある作りになっているので、名刺やカードをたくさん収納することができますよ。色はビジネスシーンになじむ黒、ネイビー、ブラウンから、個性豊かな色まで全部で12色。ふたの裏側に名前を刻印できるので、自分用はもちろん、記念品やプレゼントとして贈っても喜ばれそうですね。

世界的に有名なファッションブランド「プラダ」の姉妹ブランド「ミュウミュウ」のクラッチバッグ。キルティング加工された質の良いレザーと、アールデコを思わせる直線的な装飾により、洗練されたラグジュアリーな印象になっています。内側にはポケットがたくさんついているので、中身を整頓しやすいです。また、開閉口のファスナーの横にストラップがついているので、長時間持ち歩いても手が疲れません。色はネイビー、ブラック、レッドの3色。ドレスにもカジュアルにもなじむこのクラッチバッグは、いろいろなシーンで活躍してくれそうですね。

イタリアにまつわる革小物にはたくさんの種類がありますが、どれもデザインが素敵。芸術に理解のある国民の厳しい感覚に育てられてきたからなのでしょうね。これをきっかけに芸術の歴史を紐解いてみると、デザインの楽しみももっと深まりそうですね。