男性用の手袋には、どんな種類があって、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。男性用手袋の選び方に迷ったら、それぞれの種類や特徴から探してみてはいかがでしょうか。選び方のポイントをご紹介します。
男性用にはどんな種類があるの?
手袋の形は大きく分けると次のような種類があります。■グラブ(グローブ)……5本の指がすべて分かれて作られている手袋。一般的な手袋の形であり、種類も多く作られている。■ミトン……親指だけが分かれた手袋。手袋の中でも一番歴史が古く、グラブの原型と言われている。防寒やスポーツ、登山など幅広く使われる。■ボタングラブ……手袋のリスト部分がボタン留めになっている手袋の総称。着脱がしやすく、ボタンで固定されるので脱げにくいのも特徴。ファッション用としてはもちろん、スポーツ用や作業用にも使われている。このほか、主にゴルフ用ですが、小さな手の人向けに指先を短めに作ったグラブをカデットと呼ぶこともあります。手袋の用途としては、「防寒」「ファッション」「レジャー・スポーツ」「作業」の4つの種類に分けることができます。
どんな素材があるの?
手袋の素材はレザーとニットに大別されます。ここでは、革素材について説明していきます。■鹿革(ディアスキン・エルクレザーなど)……きめが細かく、通気性・保湿性・柔軟性に優れた革。武具や手袋など広く使われる。■牛革……革製品で一番使われており、革手袋でもメジャーな素材。厚みがあるので、ファッション用より作業やスポーツに向いている。性別や年齢などにより「ハラコ」「カーフ」「キップ」「カウ」「ステア」「ブル」「ジナマ」に分類される。■豚革(ピッグスキン)……主にスエード素材として使用される。軽くて丈夫なのが特徴。スエードはカジュアルな手袋にも向いている。■山羊革(ゴート・キッドなど)……ゴートは高い強度。スポーツ手袋に向いている。キッド(子山羊)は、ゴートより薄く柔らかで、高級革素材として珍重されている。■ラムスキン……生後1年以内の子羊の革。強度には欠けるが、柔らかで光沢感があり革手袋の人気素材。■ヘアシープ……成羊の革。薄くて柔らかく、かつ丈夫で手袋によく使われる。このように、一口に革手袋といってもさまざまな素材が使われています。ファッション用には、ラムスキンやヘアシープ、キッド、鹿革が向いています。
シーンで手袋を選ぼう
出典元:https://www.shutterstock.com
手袋は、礼装、ビジネススーツ、カジュアルなどシーンごとに使い分けるのが理想的。礼装は、結婚式等の場合では白の革か布製の手袋を。弔事の場合は黒で布製の手袋を着用するのがマナーです。ビジネススーツにはシンプルな革手袋が似合います。ベルトや靴の色と合わせるのがおすすめです。ニットはカジュアルなファッション向け。かしこまった場所や格好ではNGです。
用途で手袋を選ぼう
主に通勤などで使うのであれば革手袋がおすすめ。スーツに合った色やデザインを選ぶといいでしょう。デイリー使いで選ぶときは、個人のライフスタイルに合わせたものを選ぶのがおすすめ。例えば、アクティブな人であれば耐久性の高いもの、寒い屋外にいることが多い人には防寒性の高いものなどです。
シーンやライフスタイルに合わせて手袋を選ぼう
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手袋のバリエーションが豊かであればあるほど、着こなし全体がキマります。どんなときに、どんな場所で使うのかによって着ける手袋を選びましょう。プレゼントで手袋を選ぶときは、デザインや色はもちろんですが、どう使ってもらいたいのかも重要なポイントです。その人にとって使い勝手のいい手袋はどんなタイプか、シーンやライフスタイルに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。